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ツカツカと歩み寄る金髪男。
友達は震え上がってもう涙目。
勘弁してよ…内心かなりマイってるあたしをよそに金髪男はあたしの目の前に立った。
「あのさ、自分何年?」
「……は?」
言葉のイントネーションが違う。自分って…あんたのこと??自分のこと聞いてどーすんだよ…
モヤモヤと考えてるあたしを見て金髪男は「あぁ…」と言う。
「キミ何年?」
指であたしをさして問う。
自分って…あたしのことか…
ようやく察したあたしは
「1年ですけど」
と答えた。
「ホンマに??」
ぁぁ…漫画で見たことがあるぞ。
この人、関西人なんだとボンヤリ思いながら頷いた。
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