ひと夏の物語(仮)

2度目の夏

梅雨もあけて
暑い暑い夏がやってくる。

そして、それと同時に来週になれば高校に入学して2度目の長いようで短い夏がやってくる。

私の学校は他の学校に比べ長い方だ。期末テストが終わればテスト休みに入る。そのため夏休みは約2ヶ月ほどになる。

高校2年生は一番楽しいとよく言われる。

しかし私は友達が特別多いわけでもなく部活もしているわけでもなくバイトもしていない。

昨年と同様、特に記憶に残るほどの思い出はできないだろう。

しかし、特にしたいこともなく
今さら部活をしようとも、バイトを初めようとも思わない。

大量に出される課題を終わらせれば私はフリーになる。

そんな夏休みに特に不満もなかった。