【欲望の涙】

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ある日の、ブットレアのデートはこんな感じです。 二人は、海に遊びにきていました。 「楽しいわ!あ、お弁当たべる?貴方のために作ったのよ」 「嬉しいな、ありがとう!もちろん、食べるよ!」 「よかったわ!はい、貴方の大好きな物ばかりよ」 「わ、わーぁ。ありがと」 「遠慮しないで、もっと食べてよ!ほら!」 「ごめん、苦手な食べ物ばかりだよ」 ブットレアは、わざとらしく驚きます。そして、からかいます。 「あら!知らなかった!でも、人参やトマトが食べられないだなんて子供みたいね」 「うるさいな、ほっとけよ」 「ふふ。すぐに怒るんだから~。面白いわ」 当然、ブットレアはフラれました。 しかし、ブットレアは反省する所か自信をつけます。 「まったく、つまらない男ばっかりよ!私のように、ユーモアがある人は居ないものね」 ブットレアが楽しいと思う事は、相手は嫌がります。 しかし、ブットレアは嫌がられたら更に嫌がる事をするのです。 そして、相手の反応をみて満足します。 男性が困っている姿が、好きなのです。 しかし、必ず別れを告げられます。 「どうして、私と上手く付き合ってくれないのかしら?」 ブットレアは、悩んでいました。
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