二一話

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直「気持ち悪い…………。兄妹でこんなの…気持ち悪過ぎる…」 兄ちゃんから でた答えは 当たり前の言葉だった 「そうだね…気持ち悪いね…私…気持ち悪過ぎる…。それでも…私は…ずっと兄ちゃんへの気持ち…隠してたから。。言えて…よかった…」 笑わなきゃ… 兄ちゃんが 困るじゃんか… 兄ちゃんが また自分を責める じゃんか……… そう思って笑うのに 涙は止まらなくて ただ… こんなにも 兄ちゃんが 好きなんだと………… 好き過ぎたんだと…… 直「………………」 「兄ちゃん…もぅ兄妹に戻れないね。私…兄ちゃんへの気持ち忘れるよ。もう…兄ちゃんって呼ばないよ…。だから…そんな暗い顔しないで…自分を責めないで…私…気持ち…言えてよかった」 私は兄ちゃんに 教えてもらった 優の家に向かう道を歩く 直「………………」 貴方を苦しめたね… 私は強がって 兄ちゃんの場所から 離れて行った やっぱり 兄ちゃんのことは 大好きです… 傍にいたい 貴方の一番になりたかった 叶わぬ 想いだけど………… 貴方が 苦しむなら 私は兄ちゃんの想い 忘れるよ…………
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