第三話

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直「ぅ―…」 「…じゃぁ、兄ちゃんお休み」 行こうとしたら手を握られた 「…兄ちゃん??」 「行くなぁ…一緒…寝よ?」 私は顔が赤くなる こんな時素直になればいいのに 急の兄ちゃんの豹変に 「私っ自分の部屋に戻る!!」 って言って出ようとした 「由紀ぃ…やだ…ゃだ」 兄ちゃんが起き上がって後ろから抱き締めてきた 「やっ…兄ちゃん!」 ドキドキして兄ちゃんに聞こえそう 顔が近いよ… こんなに近くに兄ちゃんの顔が… 兄ちゃんの 髪が当たる… 息がかかる… 体が触れる… 一つ、一つがドキドキする…… ねぇ…今だけ… 今だけ… 誰もいないし… 兄ちゃんに甘えよう… 「兄ちゃん…一緒寝るよ」
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