愛しの君

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「ねえ。よかったら、新しいゲームやらない?今日は家に誰もいないんだ。」 マックで奢りのハンバーガーにかぶりつきながら萩野君を誘った。 「うーん。そうか。」コーヒーを口に運ぶ姿が様になっている。 何を考えてるのだろう。物思いに耽る様がたまらない。 よし。決めた!今日こそ萩野君を誘惑して…ダメなら多少強引にでも…グズグズしていたら誰かに取られてしまうかも。 「じゃあ。ちょっとだけな…」キラキラ王子様がなぜか気弱げに答えた。 「よし。善は急げ。行こうか。」僕はレスリングで鍛えた腕を捲り上げハンバーガーの最後の一片を口に放り込んだ。
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