始まりの日Ⅱ

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ぎゃああーーーーっ… うわぁあああーーーーん…!! うん、予想通りと言うか、まぁ、そうだよね。 と、思う程の光景が玄関のドアを開けた瞬間飛び込んできた。 子供は泣き叫び、老若男女問わずどこかしらに逃げている。 いや、別に今逃げても意味無いんスけど? まぁいいや、と思って一歩踏み出した。 すると、ケータイが鳴った。 リュックからケータイを取りだし、着信確認画面を開く。 送り主は、 …………『術後援委員会*ナビゲートメール』 なんじゃそりゃ。 術後援委員会ぃ? ナビゲートメールぅ? まぁ、とりあえず、とメールを開いた。 すると、突然、軽快な音楽と共に可愛らしい金髪ツインテールの美少女が現れた。 『今から貴方の担当ナビになりますぅ。リリア・クロス・ド・ジッタンです!リリアって呼んでくださぁい!』 えぇええええ。。。 イキナリ、唐突過ぎんだろ。 「あ、のぉー。。。り、リリアさん?」 下手下手に出て、敬語で呼び掛けた。 『リ・リ・アですっ!さん付けなんて、…………キモい……。』 こっ、コイツ…………!! ムカつきを押さえてとにかく聞いた。 「じゃあ、リリア。僕は“術”なんだな?」 『yes。貴方は“術”。んじゃまず、ここに向かって~~!byリ・リ・アっ!寝るっ!』 そして、リリアの居た画面は黒く染まった。 本当に寝た!? あぁもう、いいや。 ぶつぶつ文句を言いながら僕はリリアの示した場所へと足を運び出した。
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