始まりの日Ⅱ

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よく考えると、着替えるところがない。 さっきのショップで着替えれば良いが、出てきてしまった。 それに、騒がしいなか着替えなんて、流石に、出来ない。 仕方なく、公衆トイレで頑張って着替えた。そう。頑張った。 少し歩くと、暇になってきたので、疑問に思っていることをリリアに答えてもらおう。 まずは………… 「…リリア。君って、何?」 ちょっと大雑把に聞いてしまった。と思うには思うが、割りと真面目な話のつもりだった。 …………のに。 『うわぁ。大雑把に聞きますねぇ♪はははっ。……いや、あの。そんな変な子を見るような目で見ないでよ!泣くよ!泣いちゃうよ?』 「……で、さ。」 笑顔で、ゆっくりとリリアにもう一度問う。 「リリアってどういう存在で、どういうものなの?教えて?(にっこり)」 『どうしました?壊れた?』 嗚呼もう駄目だ! コイツとは会話がっ! 言葉のキャッチボールが出来ない!! いや、お互いにずれるのか。 どっちにしろ会話が出来ないパターンだ!(汗)
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