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「ふうっ、せっかちさんですねぇ……
簡単に言うと……
あなたを人生の伴侶にしたい。それだけです」
「えっ!?」
「この1年、お付き合いさせていただいて思いました。
あなた以外の女性は、到底考えられない。
サルトルとボーヴォワールが出逢った様に私とあなたも出逢いました。
サルトルには思うところもありますが、思想的繋がりにおいて……………」
後半の授業的内容は、全く瑠夏の耳には入っていなかった。
藤乃川先生は、気付かずに延々、話を続けていた。
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