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「へぇ~ここの店のことだったのか」
オレたちの向かったお店はこのあたりでも評判のいい店だった
「うん!ここのお店入りにくいんだよね…………
誠となら入れるよ♪」
「えっ?どーいうこった?」
「入れば分かるよ♪」
「おぉ…………
じゃあ入ろうか」
いやな予感がする…………
というかあのセリフを聞いた後不安がなかったらどんな神経をしてるんだろうか…………………
そう思いながら扉をあけると学生だろうか?それぐらいの年の店員が接客をしてくれた
「いらっしゃいませぇ~♪
お二人様ですね!こちらへどうぞ♪」
店員に案内されて席へつく
「わぉ…………」
改めて店の中、店の奥のテラス、2階をみてみる
うん!間違いねぇ!
「カップルしかいねぇじゃねぇーか!!!」
「だから私1人じゃ入りにくかったんだよぉ~!」
「なるほどなぁ………」
「……ね………ねぇ…………」
「どうした?」
「…わた………るかな…………」
「はぁ?なんて言ってるか聞こえねぇよ」
「…わた……み…るかな…………」
「ハッキリ言えよ………」
「わたしたちもカップルにみえるかな!!って言ってるんだよ!」
「まぁ見えるだろうな
と言うかこんなとこで男女でいたらそう見えるだろ」
「…………うんうん……………」
「変なやつだなぁ………」
そんな当たり前のことを聞くなよ!
こんだけカップルしかいなけりゃ同族扱いされるに決まってるのにな
このままだべっててもしょうがない……
オレはメニュー表を開いた
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