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幼なじみの智也と美凉。
幼い頃一緒に始めたスケート。今でも、辞められないほど大好き。
───でも、問題は起こった。
───問題が起こった日、スケートの大会が開かれていた。今は問題が起こる直前。
スケートリンクに立つ一人の少女──美凉は、難易度の高い技を淡々とこなしていく。彼女は、今日の大会で、一番期待されている選手だ。
・・・・・・だが、三回転ジャンプの着地寸前、〝グキッ〟違和感のある音とともに倒れこむ美凉。
表情が少し歪んでいた。
立ち上がれなくなってしまった。演技は中断しリンクを出た。
『大丈夫か⁉』真っ先に飛んできた少年──智也が心配そうに言う。
『腫れてる。病院に行って診てもらったほうが良さそうね。』担当講師の、神谷が言う。
大会は、辞退。
病院に行くことになった。
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