学祭編・2

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「そうでも無きゃあ、奴等とやり合えませんよ。」 ゆとり「そう… そうそう…この際だから、敬語は止めて頂戴。 手下にしたみたいで面白く無いから。」 「…?」 ゆとり「さ、行きましょ。」 … アナウンス「準々決勝が始まります。参加者の方は準備をお願いします。」 体育館… 実況「準々決勝、第2試合…開始!」 ビュン! 開始と同時に横から赤みを帯びた髪が舞う。 白銀に輝く、抉る様な刃の軌道。軌跡と赤い髪が相手に重なり、 一撃で倒した。 「ふぅ…」一瞬の内に篭った熱を口から吐き出す。 咄嗟には反応出来ない速さだ。その速さで走ろうなら、運動量も比にならない筈。 物ともしない素振りで振り向きながら、こう尋ねて来る。
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