学祭編・2

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燕返しは力ずくで振り切るのではなく、力ずくでディレイを作る。 その空白の存在を知ったら、誰だって狙う。 そこへ、正真正銘の力ずくで武器を振る。 相手「くぅっ…!」体勢を崩した。 見計らった様に俺を飛び越える影。 ゆとり「エリアル・ダクト!」 体勢を崩した相手に急降下を仕掛けた。 体育館裏… ゆとり「完璧ね。もう何も言えないわ。」 「頑張らせといて何を言う…」 そう返事しながら肩を回す。 慣れない服で慣れない武器を振り回してんだ。 こんな事になるなら、海に鍛えてもらうべきだと思った。 ゆとり「敬意を込めて、『夜道氏』と呼ばせて貰おうかしら。」 「…どうぞ勝手に。」 ゆとり「さ、次で決勝ね!」
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