学祭編・2

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―――――― … 夜道家… 「ただいま。」 声「おう、お帰り~」 … リビングの机にトロフィーを置く。 声「何で持ち帰ってんのさ。」 真後ろから声が聞こえた。 「部室に置いとくべきだと思ったんだが、今は邪魔になるだろ?」 声「へぇ…んでさ~弟。」 「…姉貴、また海の物真似か?」 声「…その姉貴っての、飽きて来たんだよね~名前で呼んでよ。」 「へいへい、分かったよ… ……海。」 海「…いつから分かってたの!?」 「姉貴は親相手にも『お帰り』なんて言った事無い。」 姉「ん、そう言われりゃそうだ。」 海「あー 知らなかったなぁ…」 「満足したら帰りな。」 海「うん。分かった。」 リビングを出て… トントンと音を立てて階段を登り出す。
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