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記(始まった…
極めて平凡で普通な休日が…)
彼が望むのは現実的な日々だ。
そして今、それを手に入れている。
優しい光に包まれ、黙々と机作業をするのが休日の過ごし方だ。
誰も邪魔は出来ない。
…例外を除くが。
夜道姉「ただいまついでに、客が来てるよ~!」
記「勝手に入って来るな、部屋から出ていけ。」
夜道姉「…勝手に入った事は謝るからさ~せめて出なさいな。」
記「…分かった。」
出ない事には人間性が疑われるであろう。彼にはそれが許せないのである。
既に着替えては居たので、真っ直ぐに玄関へ向かった。
玄関を開ける。
…彼の望む平穏が捩れた。
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