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半泣きになりながら近付いて…
抱き付かれる。
海「…」
「…体、冷たいな…」
抗史「お前の態度も冷たいな。」
めぐ「あ、ついでに訊くけど…会長さんの魔法は？」
ゆとり「…ああ、噂ばかりで知られてないのね。
物質増殖よ。」
抗史「あ？」
めぐ「風か肉体強化だと思ってた…」
ゆとり「物質に相応する魔力を消費して…って、見せた方が早いか。」
飴玉１つを掌の上に出す。
数秒すると飴が３つに増える。
…形も大きさも細かい柄まで同じだ。
ゆとり「味も同じ。」
そう言い、また口に含む。
ゆとり「羨ましそうな顔してるからあげるわ。」
海「え？あ、ありがと。」
めぐ「も１個は？」
ゆとり「今度ね。」その１個を缶に戻した。
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