選手戦前の言葉

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かつての親友である、 藤原を殺した、ラビット 彼はなぜ 藤原という 日本人を殺したのだろうか? その殺した相手の 本名は藤原信雄、 本名は フレンス・スクロドスキー その父親はグスタス あまり日本には在籍をしていない それもそのはず 本業はテロリストだ 一人息子のを母親だけに任せて 自分は好き勝手にして 殺されたらぶち切れる なんだかわがままだな ラビットも死んでしまった……… グスタスは怒りの矛先を何処に向けるかは 誰だって解るだろう 元日本人 ラビット・ オルヴァンス 日本だ ―――――――――――――――――― 語り手 アメリカ海兵隊 二等軍曹 グリフィン・リップ ーーーーーーーーーーーーーーーー 「おい 起きろよ 」 俺たち海兵隊は遠い故郷を離れ グスタスが留まっていた アフガニスタンの荒れ地に向かっていた 「グリフィン?」 わざわざ 戦争を起こすために 「おいおい」 戦争は石油 土地 名誉 言い訳などで戦争を引き起こすことは簡単だ 納得が いかなければ 即暴力 即ち 戦争だ 「……」 今 俺達が乗っている トラックは男たちのむさ苦しく 暑苦しかった 「そろそろだぜ 大丈夫かよ?」 俺を起こした この男 名前はビル・バーン 長い付き合いだが、 余り……いや、嫌いだった 本音はまだ明かしてはいない 俺は自分の装備を最終確認した 胴体を覆うコンバットハーネスには ポーチが親の敵のように付いている ハーネスとその下の胴体が覆い隠されて見えないぐらいだ そういうわけで 一つ一つポーチを開いて確認するにはちょいと時間が必要だ 「見えたぞ 全員 準備しろ!」 最善席の俺らの教官であった マイク隊長が指示する 俺はライフルのM4A1の 安全装置を外した
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