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会議室に着いた俺達
会議が始まる数分前のため 大勢 人がいた
ひひひ…
また笑い始めた ビル
「あいつ 遅刻だなぁ」
タチが悪い奴だなぁ……
どうせ今回来ていない後輩のアレンに上から目線でこう話す気だろうな
遅刻はいけませんよ? 先輩……と
だか ビルよ
お前にバチが当たる時は近いぞ
「何 言ってんだよ?
あいつは育児休暇中だろ」
赤っ恥だ
残念だったな…と 冷たい目線をあてる
「アレンは最近 子供が産まれたらしいぜ 、ハッ……リア充が 」
ビルは何とか誤魔化そうとしていたが
何も出来ず 顔を膠着していた
「静かに」
いつの間に出てきたのか
ジャスティス大佐が前に立っていた
すると集まった人間が姿勢を正した
「知っての通り
今 世界各地に送り込まれている
格闘家達が 紛争地域や内戦地域を
静めに向かっている
そのなかの
ボスニア ドイツのベルリン
ソマリア パキスタン
インド チェコのプラハ
そしてアフガニスタンだ
そこに藤原の父親
グスタス・スクロドスキーの足跡を見付けた
今 動ける部隊はお前たちだけだ」
「は? そうなのかよ 」
ビルがさっぱり解らないと言う顔で言う
「お前 作戦資料 見てないのかよ?」
ハワードが呆れ、小さくタメ息を洩らす
「レッド バードは直ぐに移動しろ
あとの隊員は別の戦地の救援だ 」
ビルが早く動きたくてたまらなそうで
そわそわし始める
全く この男は……
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