第一章

3/83
前へ
/269ページ
次へ
 俺は別に、クラス発表が楽しみなわけでも、部活を始めることに緊張するわけでもなく、ただ呆然と校舎内を歩いていた。  ただそれだけのことだ。  気が付けば三年が使っている校舎に来ていて、俺はふと上を見上げた。 『三―二』  
/269ページ

最初のコメントを投稿しよう!

81人が本棚に入れています
本棚に追加