始まり

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「あの出来事から2週間、ずっとレッスンばかりやってるけど、この日常に慣れたかも知れないなぁー。」 今日のレッスンを終え、レッスン場で横になりながらそう言っているのは、 『神谷奈緒』 Pに、「アイドルにならないか?」と誘われて来た、と言っていた。私の二つ年上。奈緒と呼んでいる。 奈緒「とは言っても、やっぱりレッスンは疲れるな。」 「ん、そうだね。でも、奈緒は体力ある方でしょ?私なんか退院してから運動しなかったから、体力あんまりないもん。」 はぁ、とため息をつき、壁を背に座っているのは、 『北条加蓮』 奈緒と同じ感じで誘われた。過去に、病院に入院したことがあって、体がよわい?らしい。私の一つ年上。奈緒は一つ年下。加蓮と呼んでいる。 加蓮「凛はどう?体力はある方?」 「んー、普通位じゃない?」 そう言いつつ、壁に寄りかかって飲み物を飲んでる。渋谷凛、私はそう答える。 奈緒「この前Pに無尽蔵、って言われてたくせに。」 加蓮「・・・無尽蔵。良かったね、凛。誉められてるね。」フフッ 凛「誉められた気がしないんだけど・・・。」 「だが、体力があれば困る事はないぞ。」 奈緒「確かに。体力があれば、レッスンが楽に・・・。」 加蓮「P・・・。」 凛「いつ来たの?」 P「さっきからいた。・・・そんな事より、報告がある。」 P「来週、LIVEバトルだ。」 凛・加蓮・奈緒「・・・えっ?」
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