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「じゃあ無理してるってか?なら止めとけよ。」 「そんなことないよ!英樹達はしないって分かるもん。」 「経験者は語るって奴ですかね?なら、文句言えんわ。」 「どうやら、僕達は信頼をいつの間にか得たみたいだね。」 「…………みたい……だね。」 「確かに、これから友達探すけどさ。」 「まあ予定が決まって、星華が暇だったら来ればいいよ。」 「うん!そうする!」 「とりあえず、連絡先でも交換すっか。」 こうして、英樹達に新しい繋がりができた。 ー ー ー ー ー ー ー ー ー 「さて、夏休みか……イベントが多そうだな。」 帰った英樹は、夏休みの計画を考えだした。 「やっぱり夏が勝負だよね。普段行けない場所にも行く口実が作れるし。」 「ミィ?」 「そうだな……夏と言えば海、花火、肝試し。どれも人が多そうで嫌だな。」 「ミィ、ミィ!」 「ん?……先に散歩行こっか。」 「ミィ!」 考える時間はある。だが、実行できる期間は少ない。準備や考えを持った者と、何もない者とではできることが違うのだ。 ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー 「不安な1日だったけど、また会えるなんて思ってなかった。」 星華は転校先でも、同じ事が起きないかと心配だったが、その不安は消えたようだ。 「何かあったら、また相談させてもらおっと。」 彼がそこまで信頼に近いものを持っているのか分からないが、偽物ではないと分かるだけで彼は満足だった。 「明日から頑張ろう!変わるって決めたもん!」 決意を胸に、星華の1日は終わった。
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