紙一枚で人生変わる

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「……もう無理だっぺ。頭痛いわ。」 「まあこんだけやりゃ、大丈夫だろ。」 「これで赤点取ったら、鳴門は本物のダメな奴ってことだね。」 「…………期待……してるよ。」 「おい、ベッドから降りやがれ。」 「え?英樹が急に変わった?」 「英樹はキレると、攻撃的なのさ。」 「まさに野獣の如く!その姿は牙を隠している狼のようなのさ。」 「んだその分かりにくい例え。テメェの喉噛み千切るぞ。」 「そんだけは勘弁してぇや!英樹が言うと冗談に聞こえねぇっての。」 「冗談言ってないからな。」 「鳴門、寝るときは気を付けろよ。いつ寝首をかかれるか分からない。」 「…………死が……近いか。」 「僕、絶対忘れないから!安心してね?」 「薄情だなおい。」 「とりあえず、終わったならとっとと帰りやがれ。」 「了解。おい鳴門手伝え、凉子が離れまいと抵抗しやがる。」 「しゃーない。やったるで!」 「…………負けて……たまるか!」 「何あの試合。」 「いつもこんなノリだ。慣れるか諦めて帰るか?」 「いや、楽しいよ?それにこれから長い付き合いになるしね。」 鳴門と武士ペアと凉子、凉子の負けたっだ。
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