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「おいお前、起きろ。」
英樹は目を覚ました。どうやら他の誰かがいるらしい。
「起きねぇと、一発殴るぞ。そこは俺のお気に入りの場所なんだ。」
「ふぁーあ。おかけで起きれたよ。ってか誰?」
「関係無いだろ?早くどけ。」
「今何時?どれくらい寝てたのかな?」
「邪魔だって言ってんのが分からねぇのか!」
それを言った相手は、英樹に向かって拳を降り下ろした。
「っとあぶねえ。」
だが、英樹は簡単に避けた。そして相手を見た。
「マジで誰だ?ってかこの学校の女はなんで暴力的なんだ?」
「テメェムカつく!許さねぇぞ!」
「何勝手にキレてんだ?まあ、来んなら相手になってやるよ!」
相手はあまり喧嘩は慣れていないようで、見事なテレフォンパンチだった。それを避けて、手を掴み屋上の床へ叩きつけた。
「っかは!」
「おい、弱いくせに……って気絶してやがるか。」
相手は叩きつけられた衝撃で気絶していた。
「はん、つまらねぇの。今何時だよ?」
英樹自信時間を確認できる物が無く、どうするか悩みだした。
「あれ、英樹じゃんか。屋上にいたのかよ。」
「うぃっす英樹。今まで何処にいたかと……」
「…………見つけた!」
「いやみんな、倒れてる子がいるのに無視?」
「よう、お前らが来たってことは昼か?よく寝たぜ。」
「んで、そいつどうしたんだよ?」
「俺の邪魔して殴ってきたから、反撃した。」
「あー、相手を間違えたに。」
「…………自業……自得……仕方ない。」
「英樹、やりすぎじゃない?」
「こいつ誰だか知ってる奴いるか?」
その場にいた全員が首を横に振った。
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