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「そうだ!閃いたよ。この子を使おう。」
「英樹、すぐに彰をよんでくる。」
「オレッちはやることなさげ?」
「…………面白い。」
「え?何するの?」
分かっていない星華を置いて、事態は進んでいく。
ー ー ー ー ー ー
「どうしたの武士?そんな慌てた顔して?」
「大丈夫なの?」
「私と彰の邪魔したのですから、大事なようでしょうね?」
「相変わらずだな。」
作戦を実行するために、彰を呼びに来た武士。いつもどうり千代と加奈子、そして美夏の四人で食事をしていた。
「大変だぜ彰!さっき屋上に行ったら、女子が襲われてたんだ。」
「え?その子は大丈夫なの?」
「今英樹達が頑張ってんだが、もうヤバい。だからお前を探してたんだ!」
「よし、すぐ行くよ!」
「助かるぜ彰。こっちだ。」
「待ってよ彰。私も行く!」
「私も行きますわ!」
「……ぐー……ぐー。」
「危ないから待ってて。すぐに帰ってくるよ。」
いつもの茶番を終わらせて、武士達は屋上へ向かった。
ー ー ー ー ー ー
「さて、武士はどうやって彰を連れてくるかな?」
「倒れてる女子、屋上ときたら……」
「…………喧嘩……とか?」
「まあそうかな?ところで、金井君がどうしたの?」
「説明は後で。つまり、僕達は立ってたらマズいよね?」
「じゃあ、やられたフリしますか。」
彰を騙すため、英樹と鳴門は床に倒れた。
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