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「お、着きましたよ凛華さん。行きますか。」
「お、おう!かかってこい。」
「別に我が家はラストダンジョンじゃないですよ?」
そうして部屋へ向かう英樹達を見る影があった。
「隊長!お持ち帰り確定でありまふ!ヤバイであります!」
「…………殺。」
「落ちつけよ。英樹が何かする訳無いだろ?」
「おお!超説得力ありんす!」
「…………まあ……いっか。」
回れ右して帰りだした武士達、今日の遊びは終わりだ。
ー ー ー ー ー ー
「んじゃ、これが家のミルです。」
「ミィ?」
「……可愛い。可愛いぞミル!」
ミルを見つけ、撫で回す凛華。凛華の相手をミルに任せて、英樹はトイレに行った。
「ウォェェ!……人前プレゼンは疲れる。」
吐いた。今日一日英樹は頑張ったのだ。
「まあドッチボール大会サボれるなら良いか。」
そして部屋に戻った英樹は、何故か英樹のベッドで寝転がっている凛華を見た。
「……何してるんですか?」
「え、えっとだな。そう!座る場所が無くてさ!」
「寝る必要無いと思いますが?」
「うぅー、うるさい!」
そう言ってベッドに顔を埋める凛華。恥ずかしいようだ。
「もう言いませんから、降りてください。」
「も、もうちょっとだけ駄目?」
「却下です。降りなさい。」
「……ケチ。」
そうしてお互いに床に座った。すると英樹の膝にミルが乗ってきた。
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