前の続き

9/12
前へ
/143ページ
次へ
「ところで英樹、体は大丈夫?」 「てか、何で僕の名前を知ってんのさ?」 「さっきからみんなお前の事英樹って呼んでんだろ。」 「お互い自己紹介でもしたらどや?」 「まあ、した方がいっか。僕は高村英樹。よろしく。」 「僕は橘星華。よろしくね英樹!」 「一応名乗るが、川村武士だ。」 「オレッちは尾上鳴門だっぺ。よろー。」 「…………水沢……凉子……殺す。」 「……僕何かしたかな?」 「多分悪くないぞ橘。完全に凉子のせいだ。」 「星華で良いよ。その方が嬉しいし。」 「了解。ところで、今って何時間目?」 「もうすぐ昼休みだ。教室に行くか。」 四人は教室へと動き出した。英樹もだいぶ落ち着いたようで、完全復活となった。 ー ー ー ー ー ー ー ー ー 「さて、授業も終わったし帰ろうぜ?」 「そうだね。あ、ゲーセン寄っていい?今日のストレス発散したいんだ!」 「笑いながら言うもんじゃねぇっすよ!なんか怖いっす!」 「…………遊ぶ。」 「あの、僕も行っていいかな?」 「んじゃ、行くかね。」 学校帰りにゲーセンに行くと決まった英樹達、一度目的が決まったのなら、行動は早かった。 「ところで星華、こっちの学校はどうよ?」 「楽しいよ!君たちにも会えたしね。」 星華自身、気に入っているようだった。
/143ページ

最初のコメントを投稿しよう!

74人が本棚に入れています
本棚に追加