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「隆弘ー!」
幼なじみの美希が満面の笑みで走って向かってくる。
正直俺は美希が好きだ。
しかし美希は俺を男として見ていない。
それが残念だが愛しい人が自分に向かって走ってくるから悪い気はしない。
「おぅ、美希。どした?」
ニヤけながら、俺は聞く。
「今日ね、隆弘の家に行きたい!久しぶりに2人で遊びたいんだぁ!」
「……は?」
何を言っているんだ、こいつは。
「今日、俺の家、誰もいないけど…それでもいいなら…」
どーせ、こいつには意味なんかわからないだろうけど。
「…いいよ。」
美希は少し頬を染めて答えた。
まて。その反応は反則だ。
しかも俺とヤってもいいって事…だよな?
そう考えるとテンションが上がってきた。
「じゃあどうする?1回帰る?そのまま来る?」
俺はできるだけ平静を装って聞いた。
「うーん…帰るの面倒だからそのまま行くね、隆弘と帰りたいし…」
というと美希はニコッと笑った。
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