3人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
茶色い子犬のキラリを洗っていくうちに、みるみる白い毛が出てくるではありませんか。
シャンプー中も黙って大人しいキラリ、気持ち良さそうな顔をしています。
ひかりは洗い終わると、ゆっくりと、風呂おけでキラリにかけてあげ、丁寧に洗い流し、そしてひかりはびっくりしました。
「キラリはなんて真っ白なの。本当に見違えたわ。今まで茶色い犬だと思ってたのに~。」
うれしそうにしっぽをフリフリして、体をブルブルしてひかりちゃんのほっぺをペロリ。
「きゃ~キラリつめたぁい!!うれしいのねぇ。わかったから落ち着いて。」
そしてひかりちゃんはお母さんを呼びました。
「おかぁさぁん、洗えたよ。凄く綺麗になったんだから、真っ白になったよぉ。」
ひかりちゃんは全身ベチョベチョになりながら、キラリを抱き上げ、新しいバスタオルで綺麗にふいてあげました。
少ししてお母さんがきました、
「まぁ~本当綺麗なこと。毛並みも見違えるほど素敵だわ。」
お母さんも本当に驚き、そしてひかりちゃんに聞きました、
「ところで、名前は決めたの?」
「うん決まってるよ!キラリ。」
「まぁ、素敵じゃない。ひかりも輝いてみえるわ、キラリもね。」
お母さんは、生き生きしてるひかりちゃんを見ていて、自分までなんだか嬉しくなりました。
最初のコメントを投稿しよう!