245人が本棚に入れています
本棚に追加
そこは。
いつも2人でいる場所と同じなはずなのに。
全てが違って見えたんだ。
華やかな太陽じゃなくて。
薄っぺらい月だけが明るくて。
宙は星の1つもない真っ暗闇で。
だけど。
幽かな月明かりに照らされたキミの肌は。
太陽光とはまた対照的に青白くとても美しくて。
オレの名前を呼ぶ掠れた言葉と一緒に零れた。
初めて捉えるキミの涙は。
宝石のように煌めいて見えた。
・
最初のコメントを投稿しよう!