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「雪ノ下 雪乃…」
表情までは抑えることは出来たが、声だけは恐ろしいほど低い声が飛び出した。
そんな自分に先生と先生を宥めていた女生徒がこちらへ注目する。正確に言えばこの場にいた唯一の男子生徒もチラリとこちらを見たが興味がわかなかったのか机の上の文庫本を手に取り視線を落とした。
ムカつく…まぁ、雪ノ下 雪乃のこちらを見向きもしないのに比べれば大したことは無い。
「おい雪ノ下、呼ばれてるぞ?」
「あら、貴方が私を気にかけるだなんて珍しい事もあるのね…明日は星が降り注ぐのではないのかしら?」
「残念ながら俺は黒魔法が使えない、かと言って白魔法が使えるわけでもないぞ、さらには時空魔法や青魔法が使えないまである」
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