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クレア「でもなんで学園長はここに男を?」
カミト「さあな、俺達だってグレイワースの婆さんに呼ばれて戸惑ってんだ。」
クレア「ば、婆さんですって!?」
ヨゾラ「俺とカミトは、婆さんとちょっとした知り合いなんだ。」
カミト「はるばる来たのはいいが、道に迷ってな。」
………………遭難ってこわいな
クレア「ひょっとして、精霊に惑わされた?ダサいわね。」
………ひどい言われようだ。
カミト「まあ、人に会えたのは好都合だ。ここから学院までどうやっていけばいいんだ?」
クレア「どっちって………ここから学院まで徒歩で二時間はかかるわよ?」
ヨゾラ「あれ、学院遠くね?」
(………あれ、じゃあなんでこいつはここにいたんだ?)
訪ねると、すぐ答えが返ってきた。
クレア「契約精霊の禊きをしていたのよ、精霊が清らかな乙女を望むこと位知ってるでしょ?」
カミト・ヨゾラ「契約精霊?」
クレア「ここから少し離れたところに古代の聖剣を奉られてるの、だれもその精霊と契約してないから、高位の精霊だと思うの。」
なるほど、その精霊を狙ってる訳か
カミト「お前まさか、封印精霊と契約するつもりか?」
クレア「そうだけど、なんか文句ある。」
ヨゾラ「なあ、さっきの火猫がいるじゃないか。」
クレア「スカーレットは私の大切なパートナーよ、だけど私には目的があるから、強い精霊が必要なの」
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