127人が本棚に入れています
本棚に追加
ヨゾラ「………………ここは。」
祠の後ろがわに回ってみると、もうひとつの入り口があった。
ヨゾラ「………入ってみるか。」
テクテクテクテク
しばらく下に降りてみると、台座に剣が刺さっていた。
ーーようやく会えたは、ヨゾラ。
ーーこの剣は君の力、使い方によって世界を救うか、壊す力を持っている。
ーーだけどあなたなら使えるはずよ。守りたい物がある貴方なら
俺は剣のほうへ歩いて、剣を引き抜いた。
突如、剣は光だし一本のロングソードになった。
ヨゾラ「………俺を認めてくれるのか?」
俺は、そう言いながら手を剣に向けて唱えた。
ーー古き黒剣に封印されたし、気高き精霊よ!
ーー汝、我を主君と認め契約せよ、さすれば我は汝の鞘とならん。
急に腰にある短剣が震えだした。
だが、俺は構わず続けた。
ーー我は三度、汝に命ずる!
ーー汝、我と契りを結び給え!
刹那、剣精霊の刀身が光だした。
そして何も描かれていない左手に漆黒の剣の紋章が浮かび上がった。
最初のコメントを投稿しよう!