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???「16よ………」
少女は声を震わせながら言った。
カミト・ヨゾラ「うん?」
???「私は16才よ!」
カミト・ヨゾラ「なんだと、そんなバカな!!」
世界の奇跡ってスゴいな。
???「………許さない、もうぜ、絶対に許さないわ………この覗き魔、変態、淫獣!!」
(淫獣なんて、よく知ってるな。)
その時気がついだが、森が騒いでいた。
カミト「これは風か?」
ヨゾラ「いや、違う!!」
少女は召喚式を唱えていた。
━━紅き焔の守護者よ、眠らぬ炉の番人よ!
━━いまこそ血の契約に従い、我が下に馳せ参じ給え!
刹那、空気が爆せるような音と共に、少女の手には炎の鞭が握られていた。
(━━やはり精霊使いか!!)
カミトとヨゾラは胸中で叫んだ。
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