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朝になり、起きた俺は湖で顔を洗い食事の準備をした。
しばらくすると雅も起きてきて一緒に朝食を摂る。
楽「雅、今日だけど本当に大丈夫か?」
朝食にファルハートを食べながら聞く。
ファルハート・・市場に滅多に出回らない最高級果実。ピンク色のハート型で世界中の王族、貴族達にも好まれている。
昨日、魔法の練習で的にした樹がファルハートの樹で振動で落ちてきた。
雅「うん、大丈夫。
それより楽、何か武器とかいらないの?」
昨日、決めた事だが今日の作戦は俺が前に出て囮にになり、雅が木の上から魔法で遠距離攻撃するというものだ。
武器は囮としてゴルドライオンを惹き付けなければならないから安全のためだろう。
楽「あー、武器かぁ。
俺も考えたんだけど一般的なのだと剣とか弓矢だろ?
でも、剣はほとんど鉄だから重くと持てないと思うんだよ。弓矢だと今度は遠距離になって近距離じゃ使えないしな。」
「確かにね。」
「だから、今回は錬金術と魔法で頑張るわ。雅も俺が怪我する前に倒してくれよ?」
「分かってるって。」
笑顔で返事を返す雅。
うわっ、可愛い。天使みてぇ。
実の姉じゃなかったら惚れてたな。
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