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朝食も終わり、戦闘の準備をする。
服と鉄を錬金術で合わせてライトアーマーにし、ヘッドフォンにあった通信機能をオンにしてマイクテストする。
『聞こえる楽?』
『おう、聞こえてるぞ。』
流石メイドインゴッド。
音質良好だった。
探知をしてゴルドライオンの位置を確かめる。場所は機能と一緒のようだ。
昨日の二の舞を踏まないように今日は素の身体能力だけで走る。それでも十分速くなっており30分で着いた。
50m向こうにゴルドライオンを見ながら雅に樹に登るように促す。
「ここなら大丈夫だろ。
雅、適当な樹に登ってくれ」
「うん、分かったーって待って、どうやって登ろ?」
「全力でジャンプすればイケんじゃね?」
まだ、試したことないし。
出来なかったら気付かれるけど魔法使えばいいと思うし。
「全力ジャンプ・・・やってみる。」
そう言って足を曲げ腰を落とす雅。
遥か上に見える太く大きい枝の1本に狙いを定めるとドゴンッと音立てて飛んだ。
あっという間に枝に飛び乗り見えなくなる雅。
彼女がいた地面は抉れて小さなクレーターモドキが出来ていた。
脚力ヤヴァくね?
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