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俺も雅が死んだら悲しくなる。
だから、死ねない。
そう考えると気が楽になってきた。
覚悟はできた。
望んで転生したんだ。
未知の異世界ライフを存分に楽しもう。
いちいち狩りの度に落ち込んでたら楽しめないし、雅に心配かけるからな。
とっとと立ち上がって雅の剥ぎ取りの手伝いをするか。
「もう大丈夫なの?」
「おう、いつまでも落ち込んでたら雅に心配かけるからな。
この異世界ライフを楽しむことにした。」
「そう。
なら私もいちいちあんたの心配をせずに異世界ライフを楽しむことにするよ。」
「うわっ、ヒッデェ姉。」
「文句言わないの。
それよりこれで材料も揃ったしヴァイオリン作りを再開しよ。」
「そうだな。」
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