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交渉も終わり、ロビーに出てきた俺達。さっきと変わらず何人かの大人達があちらこちらで交渉している。
ん?
楽「ハイネさん、あの子供達は何ですか?」
交渉している大人達の中に紛れるようしている六歳から十歳ぐらいの子供達を見つけた。
雅「ホントだ。何なんですか?」
ハイネ「ああ、あれは商人見習いの子供達ですよ。時々ああやって商会の先輩にくっついて交渉しているところを見て交渉の仕方を覚えるんです。」
雅楽「へ~。」
教えてもらうんじゃなくて勝手に見覚えるのか。
中々厳しいんだな。
用も済みギルドから出た俺達。
次は宿屋を探す。
楽「何処の宿屋にする?」
雅「久しぶりにシャワーが浴びたいからシャワー付きの宿屋。」
シャワーねぇ。
まあ、この世界に来てからずっと水浴びだったからな。気持ちはわかる。
楽「わかった。探そう。」
その辺の屋台のおっちゃんに聞いてみるとすぐそこに黄色の看板が出てる宿屋が良いらしい。
目で見えるところに看板を見付けたのでその宿屋に入った。
宿主「いらっしゃい。
お泊まりで?」
雅「そうです。一泊いくらですか?」
宿主「泊まるだけなら一部屋一人で一泊銀貨一枚と銅貨五枚だよ。食事付きなら銀貨二枚ね。」
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