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早「はい?っ!!」
早苗は声が聞こえた方を見ると驚きを含めた顔をする
?「やっぱり、早苗だ……夢じゃないよね?ちゃんと現実だよね…」
早苗が見たのは一人の高校生ぐらいの女性だった……
早「杏子……ちゃん……」
早苗は複雑な顔をする
杏「この数年間何処にいたの?いきなり居なくなって……神社も消えてたし……」
杏子と呼ばれた女性は早苗に近くと抱きつく
杏「玲奈も飛鳥も皆、心配してたんだよ……なのに早苗は連絡一つしてこないし……本当に心配したんだから……」
早「杏子ちゃん……」
泣きながらそう言う彼女に早苗は彼女の頭に手をおいてなでながら……
早「ごめんなさい……心配をかけて……でも、仕方がなかった……杏子ちゃん達に伝えようにも伝えられなかったの……」
と、言った……
裕「…………………」
裕也は無言でその様子を見ていた
その後、杏子と呼ばれた女性は30分泣き落ち着いて……
杏「で?なんで早苗がここにいるの?そのさえない男は誰?」
と、いきなり失礼な質問をしてきた
早「ちょっと用事で……この人は私の彼氏です。さえないなんて言わないでください」
早苗は具体的には言わず答える
杏「用事ってなに?」
杏子と呼ばれた女性は用事の部分だけ聞き返す
早「秘密です」
と、早苗は答える
杏「…………………ならその男は?彼氏とか言ってたけど、本当なの?本当なら今すぐに別れた方がいいわよ……なんでかわからないけど、そいつ普通じゃない、そんな奴と一緒にいても早苗が苦労して不幸になるだけ……私にはそう感じた……」
裕「(勘にしてはするどいな…)」
裕也は杏子の声を黙って聞いていた……しかし杏子は止まらない……
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