私の秘密

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また今日も。 次の日も。 また次の日も。 もう私の体力は限界に達していた。 親戚のおばさんは 「そらちゃん、どうしたの!?先生に言おうか?」 と、言うが、先生に言ったところでどうなるのだ。 勿論、告げ口なんて格好悪い。 告げ口したっていじめがエスカレートするだけだ。 それに、先生に言ったって意味などない。 先生は見ているだけなのだから。 「はい、わかりました。注意しておきます。」 とは言うが、生徒に言うはずもない。 万が一問題になっても、「知らなかった」という一言で済ませる。 それが教師というものだろう。 まぁ。 そんなことにも慣れたハズなのだが。
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