散々な高校生活

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長い校長の話を終え、私のクラス、1-2へ足を走らせた。 てきとーに窓辺の席に座り、先生の話をぼーっとしつつも聞いていた。 休み時間も自分の机でほぼ半寝していた。 すると、後ろから聞いたことのある声が聞こえた。 「そーらちゃんっ」 私は肩を震わせた。 まさか・・・あいつじゃないよね・・・? 私は恐る恐る振り返った。 すると・・・ そこに立っていたのは、響也だった。 「ひ・・・びや・・・」 「そらちゃん、同クラだったんだね!よろしくねぇ~♪」 あぁ、もう終わった・・・・ コイツと同じクラスになってしまったということは、 私の高校生活、おわった様なもんだ。 コイツと同類のチャラい女子なら、 「ぁ、響也ぢゃぁ~んッ!やったぁ~」 なんて言うんだろうけど、コイツと同じクラスなんて喜べるハズがない
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