-序章- 恋は突然に

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 4時間目英語  「では、二人一組でペアを作ってください」   俺は誰にしよう   「あの・・・」  か弱い声で誰かが俺に話かけてきた。  「ん?・・・あ、亜美さん?」  「友達いないのでよかったら私とペアになってもらえませんか?」  そう、俺はこういうときはだいたい逃げて英語の会話をしようとは思わない  なぜなら、社会に出ても俺が使うことなんてこれっぽっちもないからだ  「おう・・・まぁいいぜ」  時間は過ぎ  「あ~頭が痛い!」  不思議そうな顔でみる亜美  「大丈夫?」  俺はいつでも強がる  「大丈夫!俺にかかればこんなもの簡単すぎる!」  クラス中に響き渡った  ちょうど、英語の矢野に聞こえていたようだ  目を付けられたのかそれから英語の授業では矢野に差されるようになった。    
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