目覚めの時

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夢から覚めたら凄いことになった……。 今日もいい朝だなぁ……… 「はいはい、現実逃避はいいからあんたの名前教えてよ。」 そういえばアルスは俺の名前を知らないんだったな。 「悪い悪い、俺の名前だったな。鈴峰彰(すずみねあきら)だ。まぁ何というか、よろしくな。」 「ふぅん。アキラって言うんだ。あたしが何でここにいるかっていうのはママから聞いてるよね?」 おお、そうだった。 「質問に質問で返すようで悪いんだが、アルスのいうママってのは俺の夢に出てくる彼女のことだよな?」 「ええ、そうよ。で、さっきの質問なんだけど。」 「たしか………他の妖精達を起こす手伝い…と、俺に色々教えてくれる…とかか?」 「だいたい合ってるわね。それでさっそくあたしからのお願いなんだけど……」 ゑゑ? 「あの【お願いを一つ聞いてあげる】ってのはお前も含めてなのか?」 「当たり前でしょ?それであたしのおねがいわぁ~~~………」 「まてまてまて!!!あんまり難しいのは…… 「学校に行ってみたい!!!!」 ありゃま。 できるっちゃーできるんだがな…… 「へぇ、何でだ?」 「人間って学校に行くじゃない?それでね、みんなすっごく楽しそうだったからあたしも行ってみたいな~って思ったの。」 なんかすっごく目がキラキラしてるぞ……… それで、学校に行ってみたい、かぁ……。 おお、そうだった。アイツに頼んでみよう! 「…………そういえば学校!!!!俺はどうしよーーーーー!!!!」 「え…………?もしかしてアキラって………ニート?」 変な誤解をされたもんだ。 俺はッ!断じてッ!ニートではッ!ないッッ!! 「嘘でしょ。」 声が冷たいぜアルスさんよォ…… 繰り返す!! 「俺は!断じて!「はいはい分かった分かった。」ぬ………。」 「アキラは何か問題を抱えていたりするの?」 分からんのか、と背中を指す。 アルスも、そゆことね、と納得したようだ。 「で?あたしのお願いはどうなるのよ?」 最近色々話が脱線する気がする…… 「で、アルスのことだが、まぁ何とか出来るとだけ言っておこう。」 「ホント?やったーーーー!!」
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