目覚めの時

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めっちゃ喜んでるな……。 1人目から無理なお願いだったらどうしようかと思ったもんだが、出来ることで良かった~~。 そういえば、とアルスが言う。 「アキラはその羽があるから学校に行けないの?」 「悲しいことにな………。」 「じゃあ私がなんとかしてあげる!!」 なぬっ!この女、今なんと言いおった? 「それは嬉しいんだけどさ、どうやってやんのさ?」 「ふふん。私には私にだけ出来ることがあるのだよ。」 どんなノリだよ! 「ただし、それを行うには貴公に多大なる痛みが生じるぞ?よいのか?」 だからどんなノリだよ!! 訳分からん!! 突っ込んでみてもアルスは止まらない……。 でも、痛みかぁ……ま、普通に外に出れる用になれるんだったらいいか。 「これから行うのは『魔法』ってものなんだけど、OK?」 キャラが戻ったな。 それにしても魔法か……。 なんか、もう、何でもありでいいです…………。 アルスに了承の意を伝える。 「じゃあ行くよ……」 アルスは俺の後ろに立ち、言葉を紡ぐ。 「『展開』および『収束』。対象は羽。さらに刻印に『隠蔽』の効果を付加。『上書き』(インストール)!!」 「……っっぐっ!ぐがっ、ぁぁぁッッ!!」 (なんだこの痛みは!?っ熱い……!背中がっあぁぁっ!) 想像を絶する痛みが俺を襲う。 (っは、やっべーなこりゃ。あ………意識が………) 俺は意識を失い、ゆっくりと床に倒れ込んだ。 「魔法は初めてだったみたいだし、無理もないわね。」 アルスは、『浮遊』。対象をアキラ。と、唱えると彰をソファーに寝かせた。
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