3人が本棚に入れています
本棚に追加
もう何度目になるだろう。この夢を見るのは。
内容はいつも彼女の事。
こんな夢を見始めたのはつい一ヶ月前。
それからずっと毎日、寝ると見ている。
彼女は時にだた空を見上げていたり、豪華なベットで寝ているだけの事もあった。
だから昨日の夢はおかしかった。
いくら何でも唐突すぎる。
結局分かんないんだけどね。
ところで今日は………空か?
昨日と変わらない彼女が飛んでいる。
今回はすぐ見えた。
(彼女、あの羽で飛べたのか……。無理をしている用には見えないけど……。昨日のは一時的な物か?)
それでも彼女はとても楽しそうに飛んでいる。
それを見た俺は夢の中だが軽く微笑んだ。
ふと彼女はこちらを見てこう言った。
「一緒に飛びませんか?」
………………ゑ?
まぢで?
てゆうかここ夢の中だよね?
何で?何で?
もしかしてこれは俺の勝手な妄想?
「フフッ。面白い人ですね。」
(心を読まれた!?まぁこの際どうでもいいや。)
ん?
俺って飛べるの?
「今は、この夢の中だけですけどね。」
ん?今は?
(それっていつか現実でも飛べるようになるって事?イヤッホーーウwやったね!テンション上がってキターーーー!!)
「当分無理ですけどね。」
バリン!!!←少年の想いが見事に砕け散った音
(………………OTZ)
「ですからどうです?せめて夢の中だけでも飛んでみては?」
「よっしゃぁ!飛んでや……………………はぁ!?」
今まで無かった夢の中の体があって、感覚もある。
ただそこは、空の上。
ちなみに下は昨日のお花畑。
「ええええええええぇぇぇぇぇ!!??聞いてねぇぞこんな事!」
それでも自分の体は絶賛急降下中。
「始まりはいつも唐突に。現実は非情である。驚くほど今の状況と一致してますねw」
「のんきなこと言ってないでタスケテーーーーー!」
最初のコメントを投稿しよう!