岡田 悠樹

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 その後、栄助の事を思いながらも2人で入る予定だった中央第一高校に1人で進学する事になる。しかし入学して3ヶ月が経過した頃、登校する時に通りすがりの人物に腹部をナイフに刺されてしまう。実はその人物の正体は死んで幽霊となった栄助が乗り移ったもので、悠樹は彼を睨みつけながらも姿が変わった栄助によって最期を遂げる事となった。  このような過去がある為、栄助が今も通り魔殺人を繰り返している事を知って、責任を感じて霊能者の鈴とトラウマを克服する為の佳奈と共に栄助を止めようとする。だがその場での殺人を止める事には成功したものの、佳奈の身体が乗っ取られてしまう。しかし鈴のテレパシーによって微かに佳奈は意識を取り戻す。身体の中で栄助と戦っている彼女に、体内に入って追い出して欲しいと頼まれる事になり、最初は佳奈の身体の負担がどれぐらいあるかを考えて躊躇していたが、この時に鈴の喝によって勇気を持って彼女の体内に飛び込み、栄助を追い出した。その後、栄助を押さえているうちに鈴の力によって栄助を成仏させる事に成功する。そして、彼が地獄へ向かった事を知り、栄助が変わったのは自分にあると言って、鈴に頼んで自分も地獄へ行く道を選んだ。  エンディングでは、地獄へ行く前に鈴の身体を借りながら佳奈に手紙を書いていた事が判明する。今まで自分が歩んできた人生を踏まえて彼女にアドバイスを送った後、最後に大好きだと言って初めて佳奈を名前で呼んだ。
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