プロローグ 11月5日(月曜日)

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うーん、何故だろう。イケメンが実に生き生きとした表情で変態チックなことをいうから、余計変人に見えてしまう。 そんなことを思いながら、先ほど外した空き缶を拾い上げる。 そしてゴミ箱めがけて軽く放り投げた。 それは絶妙な弧を描きながら、あっさりとゴミ箱へ入った。チラリと視線をマサに向けると、 「言った通りだろ?手で入れた方が早いんだって」 マサの勝ち誇ったような顔に、俺はシカトを返した。
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