11月11日(日曜日)

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楓はそれを勘違いして受け取ったようで、 「・・・・・案外、リアクション薄いのね」 「わぁ、凄い」 「そんな取って付けたように言われても」 なんだかガッカリされたようだ。そんなことを言われても困る。 「いや、嬉しいには嬉しいんだがな。そんな大袈裟なリアクションをとるほどじゃない」 「失礼ともとれる発言。あまり期待されてないみたいな言い方」 「まさか、そんな訳がない」 モデルを彷彿とさせるスレンダーな体型。 無表情ではあるが、美人としか言い様のない整った顔立ち。 肌も陶器のように白く、ミステリアスな雰囲気をまとっている こんな人材が、他にいるだろうか? 否、少なくともこの学校にはいない。
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