エピローグ11月11日(日曜日)

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とはいえ、今日のマサは雰囲気が違う。 寝不足なのか眼にはくまが。 いつも見た目を気にするわりに、髪が少し乱れている。 「言っとくけど、僕は根に持つタイプだからね。この恨み、どう晴らしてくれようか・・・・・」 このまま藁人形と釘を持たせたら、そのまま牛の刻参りにでも行きそうな雰囲気だ。 日曜日に一体何が・・・・・・。 話をそこそこに、歩き始める。 変わらぬ通学路に、見慣れた景色。 これまでメガネをかけてなかったせいか、少し新鮮なように思えた。 マサはなんとはなしに聞いてきた。 「で、そっちはどうだったんだ?上手く収まった?」 それはもちろん、楓と彩未さんのことだろう。 俺は頷く。
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