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カチ・・・カチ・・・カチ・・・カチ・・・
時計の音が鳴り響く部屋。
壁は黒色。床も黒色。見渡す限りが黒一色の部屋で私は月乃を待っている。
何でこんな部屋にいるのかって?
ここが集合場所でもあり収集される場所だから。
ここは研究院の一室。
私と月乃の部屋。
・・・訂正すると、私と月乃が育った部屋。
(こんな場所には居たくないんだけどな・・・)
そう思っているとドアが開いた。
「お姉ちゃん!」
月乃は誰がどう見てもかわいいの一言しか出てこないと思う。
シスコンじゃなくて本当に。
真っ白な肌に、大きなパッチリとした瞳は澄んだ桃色でとてもよく似合っている。
そして肌と同じくらい透き通っている真っ白な髪は少しウェーブがかっていて腰まである。
身長は低めの150cmで体重もとても軽いわりには肉がついてほしいところにしっかりとついている。
一言でいてば美少女。
「月乃って本当にかわいいよね・・・」
突然そう呟いた私を月乃は驚きの目でみてきた。
「え、何言ってるの!?お姉ちゃんのほうが十分すぎるほどかわいいよ!!!」
「いや・・・月乃のほうが何言ってるの。私がかわいいとか・・・本当にないよ」
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