折るどころかさらに立つ

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「かっわいー。なにこの子ちょーかわいー。首かしげて謝っちゃうとか、ちょーかわいー。あっ、僕が誰かだったよね?僕は風紀委員長の千石由絃(センゴク ユヅル)だよー。それと、君と同じ腐男子だよー。よろしくねー。で、君の名前はー?」 意気なりマシンガントークされますたwww いやいや、そんなことより今…風紀委員長だって言ったよね?あんまり、ぽくない……とか思ったけど、言う勇気が俺にあるわけがない。心にそっとしまっておこう。 それよりも、だ。この学園に来て初めての同士だ。これは、またとない機会だwww標的目の前www絶対にしとめるぞwww(テンションは調査兵団www) 「えと、吉野遊です。こちらこそよろしくです。…みゅ!」 また抱き締められたなうwww もう、いい。どうにでもなれ。…てなわけで、抵抗せずに身をあずけてみましたwww 「今、ぺこっとしたよー。ほんと、ゆーちゃんかわいー。今の見た、要?」 「あぁ。」 「えー、なにその素っ気ない返事ー。ゆーちゃん、ちょー要の好みじゃんー。」 「はんっ、分かってんならさっさとこいつから離れろ。俺様の獲物だ。」 「えーやだー。僕と要の好みが一緒なことくらい、わかってるでしょー」 ん、さっきから俺の頭の上でやってる会話……おかしくない? 千石先輩の俺へのあだ名がゆーちゃんなことは、まぁ、一旦、置いておくとして………好み?あの、好きなタイプ的な好み?それとも、人としての好み? 俺としては、後者であって欲しいが…嫌な予感しかしないおwww
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